晩春から初夏までの自家採取について
- 自家採取の注意点やメリットについては、以下の過去ブログに詳述していますが・・・大きくは以下の3点となります。
①自家採取した海藻やベトスクラウドに付着、活着している豊富な生物叢(プランクトン、ベントス等)による強力な生物ろ過力を水槽に移植する。
②天然海水による豊富なミネラル分を水槽に補充する。
③生物ろ過指標(ろ過面積、ライブロックを含めたろ材量/水槽容量)の40%↑とした底砂、ろ材に①、②の生物叢、ろ過細菌を棲息させる事により水槽内の水質浄化システムを駆動させる
⇒※小型水槽で大切な3要素(タイドプールまであと一歩)
⇒※小型水槽の組み立てについて(基礎知識~メンテまで)
⇒※夏季こそ、自家採取で乗り切ろう(タイドプールを支える豊かな生物叢) - 5月から7月にかけては 水温が16℃~25℃と時期により採取には厳しい時もありますが、緑藻、褐藻、紅藻の発芽と変化していき一般的には磯採取に最適な時期となります。
今年の三浦半島周りの状況としては、昨年より海藻の発芽が少なく赤潮も見られる厳しい状況でした。
特に紅藻の発芽も少なく、昨年見られた綺麗な「シワヤハズ」やガラガラも無くヒゲミルやアオサ類やオバクサ、ツノムカデ類が多いようで水槽導入には良い状況では有りませんでした。
また、この時期に期待していた緑色や褐色の「コシマガリモエビ」も採取できず、イソスジエビも7月初旬には深場に移動したようです。
昨年は大変美しい パープルやホワイトの「ヒダミノウミウシ」も採取出来ましたが今年は姿を見せてくれませんでした。 また、漁港壁面にびっしりと形成されていた「ベントスクラウド」も今年は見られず
ヘビガイ類のみが堅く密植していてベントスクラウド(汚泥を中心とした底質改変による生物叢形成)までには至っていませんでした。
⇒※夏季こそ、自家採取で乗り切ろう(タイドプールを支える豊かな生物叢) - 今年の磯での自然採取は・・・結論から述べると 貧弱な生物叢のみとなりました。
但し、 磯での生物叢は貧弱ですが 「再生ライブロック」については紅藻の活着は難しいもののベントスクラウド形成は順調ですので次回報告します。




小型水槽の定期リセットについて
- 小型水槽で生物ろ過を強化する事=「微生物ループ」を水槽内に再現する事
となります。 当然、プランクトン、ベントスは時間と共に死滅してデトリタスとして底砂やろ材に蓄積してバクテリアの硝化能力を超えると水槽全体の生物バランスが崩れて生物浄化システムがダウンします。(生物ろ過システムの 生産-分解-硝化⇒浄化サイクルの破綻)
よって、定期的な天然海水の換水や海藻、ベントスクラウドの補充が必要となります。
また、ライブロックは程度の差はありますが表面の石灰藻を含めて剥落したり砂状剥落が生じ始めると極端に浄化能力が落ちる事となります。 - この様な状態になると 水槽全体のリセットが必要となります。詳細は下記のブログを参照して下さい。
概ね、ライブロックが夏場を経た程度で生じ易いのでリセツトすると良いでしょう。 - この時の注意点は 以下の3点です。
①ライブサンドは軽く海水で共洗いして褐色の汚れを落とす程度に止める。決して水道水等で丸洗いは厳禁。(ライブサンドに棲息している訓養している硝化菌を死滅させない)
②石灰藻が剥落したライブロックがあれば交換する。但し、夏季のライブロックは状態があまり良くないので出来れば冬季に交換が望ましい。
③エーハイムのフィルターやホース類に褐色の苔が蓄積しているようであれば洗浄する。
詳細は、下記のブログを参照ください。
⇒※外部ろ過水槽-1(エーハイム2213と3541で作る小型水槽)
⇒※生物ろ過強化水槽(夏バテ対策後)のメンテ(小型水槽メンテ大全) - リセットの具体的には以下の手順で実施します。(具体的には下記のダイアリ-を参照して下さい。)
①水槽内の水を抜く(但し、ライブロックや2213のろ材共洗い用に15L程度は取って置く)
②エーハイム2213、3541のホースを外す(ダブルタップは閉にして置く)
③水槽内のライブロックを選別する。
④ライブサンドを抜き、取っておいた海水で共洗いする。
⑤2213のろ材を取っておいた海水で共洗いする。
⑤ホース、ノズル類を洗浄する。
⑥3541の底板、3層フィルターを設置してライブサンド、ライブロックを戻し海水を補充する。
⑦3541、2213を接続する。














再生ライブロックの現状
- 設置して6ケ月以上経過しているが、現状では ①海藻活着、石灰藻化は相当難しい。 ②貝袋方式、牡蠣ロープ方式共に 今の設置場所ではホヤ、ワームを含むベントスクラウドロックとしては活用できる。
再生ライブロック関係については、過去のブログを参照ください。
⇒※ デッドロックの再生について-1
⇒※ ベントスクラウドロック導入水槽の状況-2 - 今後の課題としては、 現状の 再生ライブロックを回収、水槽に導入してベントスライブロックとしての効果を確認する。
- 貝袋方式については 牡蠣、フジツボを含めてベントスクラウド生成として活用する。 牡蠣ロープ方式としては 深度による効果の違いについて検証して行く。








