底面ろ過水槽-2(タイドプール再現を目指して)

底面ろ過水槽

底面ろ過水槽のおさらい

  • 小型海水水槽でタイドプールを再現(小容量で海水水槽を組み立てる場合は)・・・①小容量での水質変動が激しい ②オーバーフローでのサンプや外部ろ過フィルター(エーハイム等)の様なろ材容量を確保するのが難しい ③水質浄化作用の費用/効果を考えると底面ろ過に生物ろ過をより強化したタイプが必要。  
  • 底面ろ過を選択した場合、ろ材となる底砂をどうしても厚く(7~8cm程度は最低必要?)する必要があるが底面ろ過の弱点の一つとしてフィルターのメンテナンスは敷砂を掻き出して行うなど相当煩雑となる。
  • 底面ろ過式を小型水槽に導入したとしてもろ材=敷砂の量におのずと限りがありより生物ろ過を強化するために海藻、海綿、イガイ等を活着させた多生物層ライブロックを併用する必要がある。
  • 使用する天然海水、ライブサンド、ライブロックの最適値や導入する生体数の限度、種類などは試行錯誤しながら「最適値」をみつける必要がある。
  • 自然同様、全ては「バランス」と言える。・・・詳細は以下をクリックしておさらいしておいてください。水槽内の生物ろ過について

底面ろ過の現状

  • 1週間経過より底面ポンプの水量が低下し写真のようにフィルターを確認した所、当初、危惧していた鉄分を含む微細砂含有の三崎採集砂では微細紛がフィルターにチョ-クしていた。汚泥も認められたがインペラーを見る限り微細砂が主因と言える。
  • ポンプダウン後の水質は・・・(Tetra Marine使用)
    pH  8.2
    KH  20°
    Ca  400mg/l
    硝酸塩 0.5mg/l
    亜硝酸 10mg/l
  • エアレーションによる水流は確保したためか水質は著しい低下は認められない。
  • 写真の様にマスコットのテッポーエビも元気で水もキラキラしておりまずまずの状態、但しコポペーダやコノハミドリガイ等は現れず通常のブランクトンが生き生きとした状態では無かった。

まとめと課題

  • 底面ろ過は当初の危惧通り、微細砂がフィルターにチョークし開始より10日程度でダウンとなった。ライブサンドを厚めにして生物ろ過力↑が主眼であるので、今回のリセットでは①底面フィルターを1基追加(エアレーション水流は弱く万が一ダウンして長期間経過した場合、一番大切なろ過細菌を含む生物層が大きなダメージを受けないための補助ラインの意味合い)  ②セット時により底面フィルターを覆うように8Dフィルターで念入りに囲う⇒ ※セットの仕方は重要
  • この状態で課題を掘り下げながらチューニングして行く。 合わせて 外部フィルター(エ-ハイム2213)の可能性も並行して確認して行く⇒ 今後、アップする予定
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