生物ろ過全体は、以下のページにコンパクトにまとめてあります。
- 磯遊びにタイドプールを覗くと小さなエビやカニ、揺らめく海藻に鮮やかな色彩のウミウシが見える・・・これを小型水槽に再現できないか?・・「海」を切り取ったように
- 小型水槽(40×30cm程度)で安定的に水質を維持するのはろ過システムも含めて試行、検証、考察を繰り返してアプローチする必要があるだろう。答えは自然の中にあるように思う。タイドプールも含めて海の中には様々な生物層に支えられた生物ろ過により水質浄化がスムーズに働いている PH8.2~8.6 KH 8~10° Ca 420mg/L 亜硝酸や硝酸塩はそれぞれ 2.5~10mg/Lと非常に低い値を維持している。この精妙な仕組みをなんとか再現するにはより生物ろ過を中心とした水槽を探る必要がある。
- 小型水槽で立ち上げるに最適な組み合わせは①プランクトンが豊富でLiなど微量元素も含まれている「天然海水]②ベントス(ゴカイなど)による生物ろ過も期待出来てスラッジ対策にもなる「ライブサンドを10cm程度敷いた底面ろ過」③海藻、海綿、フジツボ等が豊富に活着した「自家製ライブロック」を設置・・・この組み合わせで多層生物ろ過で始めてタイドプールに近づける・・・